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妊娠中の適度な運動は帝王切開のリスクを減らす!?

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妊娠中の適度な運動は帝王切開になりにくいかもしれない

10ヶ月間お腹の中で育った愛しい我が子に会える待ち望んだ待望の時間、それが出産です。

どんな出産にしたいか、どんなことをしたいかなど出産プランを考えますよね。

多くの妊婦の方が普通分娩の計画をします。しかし、何らかのリスクや事情があり、計画的に帝王切開を選んだ方、または緊急で帝王切開をすることになった方もいるかと思います。

普通分娩を計画されている方は、もしも帝王切開になったらどうしようと出産のタイミングまで不安がありますよね。妊娠初期を過ぎても、安定期に入っても、妊娠中はいつになってもいろんな不安があるものだと思います。(子供が生まれてもその不安はずっと続きますが。。)

今日はそんな不安をお持ちの方に、こちらの情報をお届けいたします。

ロンドンのクイーンメリー大学によると、健康的な食事と定期的な適度な運動をしている妊娠中の女性は、帝王切開や、過剰な体重の増加、糖尿病を発症するリスクが低くなるとされています。

上記のリスクを下げるための情報をお届けしますが、私の妻は子宮筋腫摘出手術を過去にしているため、出産時のリスクを避けるために帝王切開で出産しました。

妻も普通分娩で出産したかったなと思うこともあったかもしれません。

でも自身は怪我も病気も何もないのに、赤ちゃんを守るために自ら腹を切りに手術台に上がる、そんな命がけの出産をしています。

もし、帝王切開をされた方でこの記事を読んでいただいた方は、ご自身を誇りに思ってくださいね。

研究結果:規則的な適度な運動は帝王切開のリスクを減らす

ロンドンのクイーンメリー大学の Shakila Thangaratinam教授は以下の調査をしました。

【研究内容】

  • 16カ国で行われた過去の試験における12,526人の妊娠中の参加者データを調査
  • 健康的な食事療法と身体活動を比較(有酸素運動、サイクリング等)

【研究結果】

食事療法と身体活動を組み合わせた場合、妊娠中の母親の体重増加は、平均0.7 kg減少し、帝王切開の実施率は10パーセント低下しました!!

Shakila Thangaratinam教授はこう述べています。(筆者訳)

妊娠中の女性は赤ちゃんに害を及ぼす可能性があるため、運動してはいけないと考えられることが多いのです。しかし、母親の体重増加の減少、妊娠中の糖尿病、および帝王切開を必要とするリスクを減らす利点があります。

健康的な食事と適度な運動をしている40人の母親のうち少なくとも1人の帝王切開リスクを減らします。

(引用元)Queen Mary University of London
 URL  https://www.qmul.ac.uk/blizard/about/news/items/moderate-exercise-and-dieting-reduces-risk-of-caesarean-section-and-diabetes-in-pregnancy.html

また、生活習慣の変化により、妊娠中の糖尿病のリスクは24%減少しました。糖尿病を予防することは母親と赤ちゃんの合併症のリスクを高めます。

まとめ

妊娠中の適度な運動は帝王切開のリスク回避だけでなく、合併症予防にも効果的なんですね。

妊婦はあまり動いてはいけないのではという固定観念がありましたが、アメリカに住んでいて妊婦の母親があまりにアクティブで驚くことが多々あります。

日本でも産前ヨガクラスなどもありますし、担当医師にご相談の上、気分転換やコミュニティ作りに活かしてみてはいかがでしょうか。

また妊娠中の運動は胎盤機能を高めることも科学的に判明しています。気になる方はこちらの記事もぜひ参考になさってください。

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