軽い運動でも記憶力の改善に効果がある
皆さんは、いざ出かけようとした時に「家の鍵が見つからない!どこに置いたっけ?」なんてことはありませんか?
さっきまで持ってたのに無い、なんてのも私は本当によくあります。
一人で家にいる時に携帯が見つからないとか、打つ手なしですよね。
そんなちょっとした日常生活の中でも、記憶力が改善されるとスムーズにいくことはたくさんあるはずです。
カリフォルニア大学アーバイン校の研究資料によると、非常に軽いトレーニングですぐに記憶力の改善が見られることがわかりました。これは、記憶の形成と記憶に関与する脳の部分間の接続性を高めることができることを示しています。
これはとてもいい知らせですね。
詳しく研究内容を紹介していきたいと思います。
研究結果:軽度の運動で得られる効果とは?
カリフォルニア大学アーバイン校の研究は以下を実施しています。
【研究内容】
- 36人の健康な若年成人を対象
- 10分間の軽度の運動を行う
- 運動直後に被験者の脳を検査し、海馬歯状回(学習・記憶に重要な役割を果たす部分)を観察する
【研究内容】
- 軽度の運動で記憶力にかなりの利益が得られることを発見した
- 10分間の運動直後に結果を示した
- 海馬歯状回と記憶処理にリンクされた皮質領域との間のより良い接続を確認した
こちらの研究の神経科学者はこう話しています。(筆者訳)
海馬(※)は新しい記憶の作成に重要です。それは、私たちが年をとるにつれて悪化する脳の最初の領域の1つであり、アルツハイマー病ではさらに深刻です。海馬の機能を改善することは、日常生活の中で記憶力を改善するための大きな可能性を秘めています。
(引用元)University of California - Irvine
1日の短い歩行休憩でさえ、記憶と認知の改善に大きな影響を与える可能性があります。
URL https://www.bio.uci.edu/light-exercise-can-enhance-memory-function/
(※)海馬は、大脳辺縁系の一部で、学習・記憶に重要な役割を果たしています。
またこちらの研究者たちは、加齢に伴う精神障害のリスクが高い高齢者に対して、より長期間にわたる研究を行い、さらなる分析を続けています。数週間または数ヶ月間実施することにより、被験者の脳の構造と機能にプラスの影響を与える可能性があります。
まとめ
今の時代は記憶する必要がなくてもなんでもスマホで教えてくれる時代です。Hey, Siriといればなんでもスマホが答えてくれます。そもそも私は「Hey」が言い慣れてなくて違和感満載。
自分で字を書くことも少なくなり、「あれ?この漢字これであってる?」といざ書いて見て思い出せないことが私はよくありました。
なんでも便利にネットやAIが教えてくれる時代、それでも私は自分の記憶力が低下してもいいとは思いません。
ほんの10分の運動で記憶力の改善があるならば、散歩してみるもよし、たまにはヨガに挑戦してみるのもよしです。
普段の生活に運動を取り入れて、一緒に記憶力低下を防ぎましょう!