サウナは高血圧を予防する?若者にも増えている高血圧とは?
温泉に必ずといっていいほどあるサウナ、入ったことのない人は居ないのではないかと思うほど昔からありますよね。
最近はまるでSPAのようなスーパー銭湯も増えてきて、都内のおしゃれサウナも人気になってきています。
でもサウナって大量の汗でただ体内の水分が奪われるばかりで、実は体にいいことってないのではないかと思ったことはありませんか?(私はあります、第一サウナは辛い!)
しかし、なんと定期的なサウナ入浴によって、血圧上昇のリスクを低減させることが東フィンランド大学の研究で発表されています。
高血圧は日常生活での塩分、動物性脂肪の取りすぎや、運動不足、飲酒喫煙などが主な原因となり、さらには高血圧が原因で脳梗塞や心筋梗塞を起こす危険もあります。
高血圧と聞くと加齢によって起こりやすくなると一般的には言われていますが、食生活の欧米化等により最近は若年層にも増えてきたそうです。
当たり前におじいちゃんおばあちゃんになるまでの人生を想像していますが、日本人のライフスタイルも大きく変化し、自分の体のことを考えて行動することで未来の目指す自分は大きく変化します。
な、長生きしたい!!!!
ではサウナによる効果の研究を詳しく紹介していきます。
研究結果:頻繁なサウナは高血圧のリスクを低減させた
American Journal of Hypertensionに掲載された東フィンランド大学の研究は以下を実施しています。
【研究内容】
- 1,621人の中年男性を対象とした
- 3つのグループに分け、サウナの頻度を「週に1回」「週に2〜3回」「週に4〜7回」とした
- 調査期間は2年間
【研究結果】
調査期間中に、男性の15.5%が高血圧を発症したが、週2〜3回のサウナ頻度で男性で24%減少し、週4〜7回のサウナを受けた男性で46%減少した。
東フィンランド大学の研究資料ではこのように掲載されています。(筆者訳)
サウナ入浴は、さまざまな生物学的メカニズムによって全身血圧を低下させる可能性があります。サウナ入浴中は、体温が2℃まで上昇し、血管が血管拡張することがあります。通常のサウナ入浴は内皮機能、すなわち血管の内層の機能を改善します。これは全身の血圧に有益な効果をもたらします。発汗は体から体液を取りのぞき、これは血圧レベルを下げる一因となります。加えて、サウナ入浴は体と心のリラックスのために全身の血圧を下げるかもしれません。
引用元 University of Eastern Finland
URL https://www.uef.fi/en/-/eniten-saunovilla-verenpaine-pysyy-parhaiten-kurissa
まとめ
サウナ入浴の頻度が高いとこんなにも高血圧を発症するリスクが低減されるとは驚きですね。
私事ですが、私の父が今年の春に脳梗塞で突然倒れました。幸いなことに軽度な症状で済み、リハビリも頑張り今は前と変わらぬ生活をしています。
父はランニングも趣味だし食事もほどほどに気をつけているし、確かに高血圧とは言われていたけど元気な父のイメージが強かったので私たち家族は相当なショックを受けました。
いくつになっても健康で元気に過ごしたいと思う気持ちは皆さん一緒かと思います。
世の中のお父さんお母さん、健康に長生きするために高血圧予防にサウナをとりいれてみてはいかがでしょうか。
また、サウナは運動と同じダイエット効果があることもわかっています。よろしければ以下の記事もご参照ください。