運動すると記憶力・学習能力が上がる
8月に入り、夏はあと1ヶ月。皆さんはこの夏に達成したいことはありますか?
夏が終わるまでに○○ができるようになりたい
夏の間に○○を終わらせたい
この夏が勝負と、勉強に日々力を入れている学生の方もいるかと思います。または、社会人の皆さんはこの夏に資格の勉強を開始して、将来のために目指すものがあるかもしれません。
でも勉強ばかりの日々ではストレスがたまることも多く、記憶が定着しないと焦りを感じ、さらに悪循環にはまってしまうこともあるかと思います。
そんな時は、少しだけランニングをして気分転換をしてみるのはいかがでしょうか。
実は、ストレスを感じている状態でも運動をすることで記憶力、学習能力が上がることがアメリカのブリガムヤング大学の研究で発見されました。
こちらで詳しく研究を紹介していきます。
研究結果:運動が与える脳への影響とは
ブリガムヤング大学の研究はマウスを使用して調査されています。
【研究内容】
- マウスを2つのグループにわけ、4週間ランニングホイールを使用した(1日あたり平均5キロ走行)マウスと、運動環境にないマウスとした。
- さらにストレスを与えたマウスを、与えないマウスの計4グループにわけた。
- 麻酔の脳に対して電気生理学実験を実施してLTPを調査(神経細胞同士の結びつきが強くなる現象、これが頻繁に起こる動物は記憶力が高まる)
- 記憶をテストする迷路走行実験を実施
【研究結果】
- 運動しかつストレスを与えられたマウスは、運動せずストレスを与えられたマウスよりも有意に大きいLTPを有した。
- 記憶力調査の実験において、運動しかつストレスを与えられたマウスが、運動しストレスを与えられていないマウスと同様に機能していた
- 運動したマウスは運動していないマウスよりも記憶エラーが大幅に少なかった。
と、いうことは・・・・
運動ありストレスのないマウス
>運動ありストレスのあるマウス
>運動なしのストレスのないマウス
>運動なしのストレスあるマウス
ということですね!!!
運動しストレスのないマウスが最強というのはしょうがない。。
当研究者のJeff Edwards氏はこう述べています。(筆者訳)
学習と記憶を改善するための理想的な状況は、ストレスを感じずに運動することです。もちろん、私たちは生活の中で常にストレスをコントロールできるわけではありませんが、運動量をコントロールすることはできます。出かけたり走ったりするだけで、ストレスが脳に及ぼす悪影響に対抗できることがわかりました。
(引用元)Brigham Young University
URL https://news.byu.edu/news/running-helps-brain-counteract-negative-effect-stress-study-finds
まとめ
ストレス環境下でも運動することで記憶力が上がるとは、驚きでした。
少し集中力が落ちてしまったな、と思ったらほんの短時間でも運動してみるといいかもしれません。または今日は一日頑張るぞという時は、朝にランニングを取り入れるといいスタートが切れるかもしれませんね。
運動を取り入れることで成績アップだけでなく、健康維持、またダイエットにもなり一石二鳥ですね〜。
音楽を聴きながらでもリラックスするつもりで運動して、記憶力アップを目指しましょう。